ここに一つのストーリーがあります

『アスタープレイスチャーチ物語 第1章』 

「このステンドグラスはお譲りできません」

今思えばアスタープレイス誕生のすべてが、この言葉から始まりました

この言葉は、アスタープレイスに備えるステンドグラスを探していた当時に出会った
日本有数のステンドグラス・コレクターからの言葉です


『幼き日に見た英国王室の結婚式〜ロイヤルウェディング〜』

 アスタープレイス設立への想い

それは幼き日に見た英国王室の結婚式、ロイヤルウェディングの一枚の絵
そこに輝きつづけるステンドグラスの光に照らされたプリンセスの姿がありました

幼き日に見た英国王室の結婚式、ロイヤルウェディングの一枚の絵

その瞬間から憧れの結婚式の情景には、いつも永遠に輝きつづけるステンドグラスがありました
「ブライトブライダル」 アスタープレイスのコンセプトにもなっている言葉です


『絶対に譲らないと言われたアンティークステンドグラス』

結婚式場の設計図が完成した頃、当初からの想いであった永遠に輝くステンドグラスを
探し求めて、ある人の紹介で冒頭のステンドグラス・コレクターに出会いました

そのコレクターのもとには、世界中から集めたアンティークのステンドグラスが
幾つもの広大な倉庫に所蔵されていました

豆知識 - アンティークとは?
 
ワインや楽器等でよく聞くヴィンテージという言葉には10年以上かつ100年未満という意味があります それに対して、アンティークという言葉には、100年以上の歴史ある希少な美術品という意味があります さらに詳しく

来る日も来る日も、コレクターの倉庫に足を運ぶ毎日

ある日、並べられた膨大な数のステンドグラスの中で、
一瞬にして目を奪われる逸品に出会いました

当時、そのステンドグラスに対する予備知識は何もありません

ただ、呆然と目の前のステンドグラスが放つ光が、
倉庫の床に反射する輝きが他のものと圧倒的に違っていたのです

「このステンドグラスをお譲り頂けませんか」

思わず反射的に出た言葉に返ってきたのは、
このステンドグラスだけはどうしても譲れないという返答でした

理由を聞くと、このステンドグラスは歴史的にも価値ある英国製であり
アメリカの大富豪アスター家のプライベートチャーチに飾られていたものであること

豆知識 - アスター家とは?
 
アメリカの歴史上、最初の大富豪とされる総資産10兆円の華麗なる一族
映画タイタニックでは、豪華客船で最もリッチな大富豪として描かれている さらに詳しく

そして、1800年代の終わりに製作されたティファニー製法という日本でも
数少ない逸品であることを伝えられたのです

豆知識 - ティファニー製法とは?
 
ジュエリーで世界的に有名なティファニーの創業者の二代目となる
ルイス・カムフォート・ティファニーが考案したステンドグラスを絵画的、彫刻的に
芸術の域まで高めたステンドグラスの革新的な製法 さらに詳しく

ただ、追い求めた輝きを目の前に、どうしても諦めきれずに立ち尽くしていると
コレクターからある想いを聞かされました

「目の前のステンドグラスは、実はこの1枚だけではありません。
 他にも壮大なステンドグラスとセットになっている訳ですが、
 その全てのステンドグラスを飾ることができる教会は、残念ながら
 日本にはないでしょう」

たしかに、それは手に抱えていたアスタープレイスの設計図を見ても同様でした
そして、コレクターからずっとあった胸の内を明かされたのです

「私も本当は、このステンドグラスのすべてが飾られた壮大な景色を
 一度でいいから眺めてみたいと思っています」

「でも、このステンドグラスのピースは、たった一つ欠けるだけでも、
 どうしてもお譲りする気にはなれないのです」

落胆しながらも、目の前のまばゆいステンドグラスを眺めている中で
ある一つの想いが湧き上がってきました

このすべてのステンドグラスが飾れるように、設計を見直せばいいのではないか・・・
想いにするとシンプルですが、それは全ての設計を白紙に戻すことを意味しました


『幼き日に見た輝くステンドグラス〜ロイヤルウェディングの実現へ〜』

迷うことなく、すぐに新しいチャペルの設計作りがはじまりました

コレクターから提示された壮大なステンドグラスの数々は予想を遥かに超えたスケール
すべてが貴重なティファニー製法で作られた精巧なガラス細工となっていました

それを最も美しくレイアウトすることこそが何より設計作りの基礎と考えました

まず、ステンドグラスはよりたくさんの光を取り込むために、
できる限り高い位置にステンドグラスを配置しなければならない

そして、時間帯によって変化する太陽の光を考え、チャペルの空間全体を囲むように
ステンドグラスを四方すべてに配置する必要があります

実際に英国にある伝統的な教会の多くがそうした造りになっています

そうして、すべてのステンドグラスを美しく飾るために仕上げられた設計図は、
天井高15メートル、全長30メートル、総着席数128名、市内最大級のスケールとなり、
それは、まさに幼き日に夢見たロイヤルウェディングへの胸の高鳴りを感じさせるものでした



格式ある雰囲気漂う堂々としたアスタープレイスチャーチに生まれ変わった新しい設計図

新しい設計図(Chapel Section) 新しい設計図(Chapel plan)

そして、いよいよ完成したチャペルには晴れてコレクターから快諾をいただき
譲り受けたステンドグラスが次々と運び込まれました

一枚一枚大切に木箱に収められたステンドグラスには、設計図に合わせて
番号が記されており、四方全てに順々に美しく配置されていきます

そして、倉庫での最初の出会いとなった一枚のステンドグラス「善き羊飼い」は
新郎新婦様から最もよく見える位置に飾られることに

チャペルの扉を開いた瞬間に、最初に目に留まる眩いステンドグラスの光
それこそがアスタープレイスのはじまりの一枚となりました

ステンドグラス「善き羊飼い」
豆知識 - ステンドグラスに描かれた
    「善き羊飼い」というストーリーとは?
 
「善き羊飼い」で描かれているのは、迷子になった一匹の子羊を救う羊飼いの姿 結婚式を司る牧師とは、この「羊飼い」が語源となっており
迷える子羊を救い導くという意味があります

〜 アスタープレイスチャーチ物語 第1章 完 つづく 〜

『アスタープレイスチャーチ物語 第2章』

2分30秒の物語

私が、幼き日に見て衝撃を受けた英国発祥のチャペルウェディングには様々な由来があります

その中の一つが、花嫁を象徴する純白のウェディングドレス
その由来となったのは、19世紀の英国のヴィクトリア女王の結婚式です

当時の女王が選んだのは、それまでの内向きな重々しいドレスではなく、
純粋さと気品ある女性の美しさを際立たせる純白のドレス

品格ある5メートルを超えるロングトレーン

頭に飾るのは王冠ではなく可愛らしいオレンジの花の髪飾り
そして、手にはオレンジの花で作ったブーケを持ち

それは従来の華美な装飾による美しさだけではなく
社会で躍動する聡明で活動的な女性の内面の美しさを表現した姿でした

花嫁が一歩ずつ足を進めるごとに流れる
息をのむほど美しいドレスのロングトレーン
広く長いバージンロードをゆっくりと進む先には、
ドレスの裾が流れ落ちるほど高い祭壇

アスタープレイスの日本有数の長さとなる30メートルのバージンロードと
流れ落ちるトレーンが美しい高さのある祭壇

その原点は、ロイヤルウェディングにあります

流れ落ちるトレーンが美しい高さのある祭壇
豆知識 - ウェディングドレスを美しく見せる秘訣
 
結婚式というセレモニーを考えたとき、花嫁はどんな角度で 見られることが最も多いのかその答えが、アスタープレイスの長いバージンロードと高い祭壇にあります
さらに詳しく

冒頭の2分30秒

これは市内最大規模と言われるアスタープレイスのバージンロードを歩くのに掛かる時間です

バージンロード

どんなに長くとも短く感じる人生の貴重な時間
だからこそバージンロードを歩く時間は1秒でも長く感じてほしいという願いがあります

バージンロードは、よく人生にたとえられます
扉の向こうはお腹の中にいる頃、1歩目は1歳の誕生日、2歩目は2歳というふうに

その人生を振り返るのは花嫁だけではなく、お父さん、お母さん、
そして、ともに歩んだ大切な人

そこには、それぞれの時間があります

新たな出発のときだから、これまでの自分の歩みをゆっくりと振り返って頂きたい

人の想いは、いつもそれぞれの中に溢れています
喧嘩していても一言の「ごめんね」で仲直りできる瞬間

たった一言の言葉が、その人の人生に残る記憶になります

言葉は、その想いを繋ぐきっかけに過ぎず
気持ちを伝えるのにたくさんの言葉は必要ありません

入場直前に、扉の前で父へ言った一言の「ありがとう」

父と扉の前で

必死に涙をこらえるお父さんの姿

いつも優しく気丈なお母さんは、ベールダウンのときに手が震えていた

普段は言えない感謝の想いが、バージンロードを進むごとに
これまでともに歩んだ人との想いと、重なる瞬間があります

きっと幼い頃に抱いたバージンロードへの憧れとは少し違うかもしれません
でも、そんなバージンロードを歩く今の美しい花嫁の内面には
たくさんの感謝の思い出が溢れています

大阪市内で最も長いバージンロード
それでも、まだまだ短いと感じています

だからこそ、せめて一歩一歩、大切に歩いて頂きたいという願いがあります

ステンドグラス
豆知識 - 自分のために人々が集まる機会は人生に三度ある
 
この世に生を受けたとき、生涯のパートナーを得た結婚式、人生を終えるとき
その中で、記憶に残るのは結婚式だけ