日本で人気アニメといえば、希望溢れるような物語や思わず癒されるような作品が多いように思われますが
そんな日本のアニメの中に、「鬱(うつ)アニメ」と呼ばれるジャンル存在するのはご存知でしょうか?
『鬱アニメ』とは一体どういうアニメなのか?
どういう作品の特徴が『鬱アニメ』と呼ばれているのかなど!
この記事ではそんな「鬱アニメ」についてまとめてみました!
鬱アニメってどんなの?
一般的なアニメは見ていると、心が躍ったり最終的に安堵できたりするケースが多いでしょう。
それに対して、鬱アニメとは見ているだけで気分が落ち込んでしまうような作品を指します。
そう言われると良くない作品と思うかもしれませんが、ストーリーがとても面白くて名作として語り継がれているものも多いです。
また、普通にアニメに慣れているなら、常識とは異なる展開がとても新鮮に感じられるでしょう。
人の死や絶望をはじめとして、鬱に関係する要素は多岐にわたります。
最初の数話を見ただけでは、他の作品と何も変わらないと感じるものも珍しくありません。
たいていは中盤以降に畳みかけるような展開が舞っているので、それを楽しんで待てるようになると上級者です。
その「鬱アニメ」ジャンルの中で有名な作品をご紹介していきます!
1位 鬱アニメの名作! 魔法少女まどか★マギカについて
かわいい絵柄で描かれた魔法少女たちが歩むヘビーな物語です。
メルヘンチックな雰囲気が漂っていますが、驚くほど残酷な展開が彼女たちを待っています。
謎の生物と契約して魔法少女になった彼女たちは、最終的に悲惨な契約内容に沿った末路を迎えるのです。
人気キャラが首を食いちぎられるシーンは、インターネットの掲示板をはじめとして、さまざまなところでネタとして活用されています。
また、最初は弱かった主人公は話が進むにつれて強さを身につけていきます。
それも作品の大きな魅力であり、その成長の果てにあるのは、彼女を嘲笑うかのような惨い運命です。
もう許してあげてと願ってしまうほど、彼女は苦しむことになりますが、ストーリーが素晴らしいので目を離せなくなるでしょう。
2位 ぼくらの(アニメ)について
この作品も同ジャンルの筆頭によく挙げられます。
少年や少女がロボットを操縦して戦うという設定は珍しくありませんが、他の作品と大きく異なる点が1つあるのです。
それは操縦を終えた段階で、その人物は絶対に命を落としてしまうことです。
このルールがある限り、当然誰も操縦したくないと考えます。
しかし、敵がいるので戦わなくても結局死からは逃れられません。
そのような極限ともいえる葛藤を抱えながら、物語は進んでいくことになります。
登場人物は個性が豊かであり、このルールを知ったときの反応もさまざまです。
容赦のない運命を前にして子どもたちは絶望してしまいます。
なお、同名の漫画バージョンよりも最後の鬱度は上という声も多いです。
3位 ひぐらしのなく頃にについて
ミステリーとしても上質な本作は、最初ゲームとして発売され、多くの人がその謎に挑みました。
ありきたりな田舎の暮らしを描くことから始まりますが、少しずつ平穏な日常が歪んでいきます。
過去に起こったバラバラ殺人が重要な要素であり、村に引越してきた主人公は理解不能な境遇に翻弄され続けるのです。
中盤以降には、視聴者も自分が見ているものが作品内の現実かどうか判断できないかもしれません。
それくらい普通ではありえない展開が怒涛のように押し寄せます。
残酷な描写もある一方で、精神的に追いつめられるような仕掛けも多いです。
さまざまな観点から狂気をもたらす斬新なアプローチがとられています。
真骨頂を味わいたいなら鬼隠し編も最後まで見ましょう。